はじめに
私(当時23歳:女)が好酸球性副鼻腔炎の診断を受けてから、通院、手術、その後の経過を紹介します。
好酸球性副鼻腔炎は難病指定されており、原因や治療薬等まだ不明はことが多くあります。そのため、ここで書かれている内容は医学的に100%正しいことが保証されている訳ではありません。同じような症状で悩んでいる人の参考程度にご覧いただければ幸いです。
記事の概要
好酸球性副鼻腔炎の経験談①!好酸球性副鼻腔炎の合併症アスピリン喘息を発症。 ← 現在のページ
好酸球性副鼻腔炎の経験談③!好酸球性副鼻腔炎発症と大学病院の通院。
好酸球性副鼻腔炎の経験談④!好酸球性副鼻腔炎の手術 入院1日目〜2日目
概要
好酸球性副鼻腔炎は副鼻腔炎の中でも難治性とされている病気です。
また、その合併症としてよく現れる症状であるアスピリン喘息というものがあります。
私は好酸球性副鼻腔炎とアスピリン喘息の両方の症状を経験しています。
私はアスピリン喘息の症状が先に見られたので
まず、アスピリン喘息を発症した状況について説明します。
アスピリン喘息の発症
最初の違和感
私がはじめに体調の異変感じたのは21歳の頃です。
親知らずの歯痛のため、鎮痛薬(ロキソニン)を服用した時のことです。
服用して数十分した頃、突然喉が詰まったような息苦しさを感じました。
これは一時的なもので2,3秒程の出来事でした。
これまでも鎮痛薬を服用することはありましたが、このような体験は初めてだったので驚きました。
「何だったのだろう。」と不思議に思いましたが、すぐに落ち着いたのであまり気に留めることがありませんでした。
それ以降は鎮痛薬を服用するたびに不思議な症状が起こるようになりました。
それは服用後2,30分した頃から、鼻づまりと鼻水、くしゃみが出始めます。
何度かそんな症状がありましたが、薬のアレルギーについて全く知識がなかったため
鎮痛薬が原因だとわかるまでに時間がかかりました。
何度か服用していると喉が細くなるような感覚になることが増え始めました。
そして、最初の異変から1年半程経ち、23歳になった頃です。
鎮痛剤の服用後に喉が細くなる感覚になり、呼吸をするたびにヒューヒュー音がするようになりました。
この喘息症状で体調の不信感が強くなり、近所の呼吸器内科に行くことにしました。
呼吸器内科に通院
問診で症状についてのやりとりや呼吸機能検査の結果、アスピリン喘息の症状であることがわかりました。
この症状が起こらないようにする方法は、鎮痛薬を服用しないことであるため
今後は、鎮痛薬を服用しないように とのことでした。
また、解熱薬でもアスピリン喘息は起こるため、解熱薬も使用できなくなりました。
ただ、カロナールは服用できるとのことでした。
これまで、風邪を引いた時に咳が長引くことはありましたが、喘息だと思ったことは一度もなかったので驚きました。
吸入器を処方され、月に1回通院し定期的に症状を観察することになりました。
風邪薬を服用することも難しい
ある時、風邪気味のため薬局に薬を買いに行きました。
薬剤師の方にアスピリン喘息のことを伝え、薬を探してもらいましたが、内服薬はあまりオススメできないと伝えられました。
風邪薬には鎮痛剤や解熱剤が使われているものがほとんどなので、すすめれないということでした。
ちなみに漢方薬なら大丈夫のようです。
アスピリン喘息患者は薬の使用に最新の注意が必要です。
市販の風邪薬を服用することも難しいことを知り、事の大きさに気づきました。
できる限り、薬を使用しなくてもいいように体調を管理することが大切だということを身をもって体験しました。
おわりに
ご覧いただきありがとうございました。
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記事について
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